女性に月に一度訪れる生理。程度は人それぞれですが、生理痛に悩まされている方も多いのではないでしょうか?
わたしも生理痛はかなり重いほうで、ひどいときには一日ベッドから動けないことも。適切に対処しないと余計に辛くなってしまう可能性もありますよね。
この記事では、生理痛がひどい時、特に吐き気がしてしまう場合の対処法や、生理時の体に優しい食事をご紹介します。
ぜひこの記事を参考に適切に対処して、生理中でも快適な一日を送ってくださいね。
吐き気がするのはナゼ?抑えるために気をつけたいこと
生理中に吐き気がしてしまう要因として、「プロスタグランジン」という物質の分泌があげられます。プロスタグランジンは生理の時に子宮内膜が子宮からはがれ落ちる時に分泌され、子宮を収縮させる働きがあります。
本来、これは経血など不要になったものを体外に排出しやすくするためのものなのですが、この働きが過剰になってしまうと、子宮だけでなく胃や腸などまで収縮させてしまうため、吐き気の原因になってしまいます。
つまり、生理痛による吐き気対策には、プロスタグランジンが過剰に分泌されるのを防ぐことがカギ。では具体的に何をすればよいのでしょうか? 今すぐにでも簡単に始められる対策はズバリ…!
- 胃に負担のかからない食事をする
- からだを温める
- リラックスする
この3つです。ひとつずつ順番に説明していきますね。
1.胃に負担のかからない食事をする
まずは一番簡単に変えられる食事から気をつけてみましょう。温かいうどんやおかゆなど、消化に良いものを中心に献立を組んでみてください。
生姜やナッツ、豆類など、体を温めてくれる食材を取り入れるのもいいですね。また、刺激物や揚げ物など胃に負担がかかってしまう食事は極力避けるようにしましょう。
2.からだを温める
生理中の冷えは大敵。体が冷えてしまうと、血行が悪くなり、生理痛のさらなる悪化につながります。いつもよりゆっくりとお風呂に入ったり、軽い運動をしたりして、からだを温めるように心がけましょう。
とはいえ、生理中は外に出て運動するのにもかなりのエネルギーが必要ですよね。その場合はおうちのベッドの上でもできるヨガやストレッチから始めてみるのがオススメです。
初心者の方でもできるポーズを紹介しているページも多数あるので、ぜひ無理のない範囲で挑戦してみてくださいね。
3.リラックスする
生理中はイライラしてしまうことも多いですが、ストレスは胃にも負担をかけてしまいますし、ホルモンバランスが乱れる原因にもなります。
そこで、あなたなりのストレス発散方法やリラックス方法を見つけておくことをオススメします。
好きな香りのアロマオイルを使ってからだをマッサージしたり、前述のように毎晩ヨガをして一日の疲れをリフレッシュしたりすることも効果的です。
また、夜寝る前にノンカフェインのハーブティーでこころを落ち着けるのもいいですね。
覚えておきたい!生理痛の時に落ち着く食べ物&飲み物
前項では吐き気を伴う場合の対策3点をご紹介しました。では、生理痛全般にいい食べものは何でしょうか? この項では生理中の体に優しい食べものや飲み物をご紹介します。
鉄分を多くふくむもの
生理中は経血が体外に出てしまうことで、鉄分が不足しがち。鉄分を多くふくむ食材を積極的に摂取して補うことを心がけましょう。(例:レンズ豆、ほうれん草、胡麻、牡蠣など)
ビタミンB6、カルシウム、マグネシウムをふくむもの
ビタミンB6やカルシウム、マグネシウムは生理中のイライラを抑えてくれる働きがあると言われています。
「あぁ、わたし情緒不安定になってしまっているな」と感じる時は積極的に摂取しましょう。(例:レバー、海藻類、ナッツ類など)
ビタミンEを多くふくむもの
生理中はむくみが気になる!という方も多いのではないでしょうか?ビタミンEは利尿作用があるため、むくみが気になる方は積極的に取り入れたいですね。(例:全粒の食品、木の実など)
ハーブティー
紅茶の混じっていないハーブティーはノンカフェインなので、生理中にも安心して飲むことができます。
また、香りも一緒に楽しむことができるためリラックス効果もあります。前項でお話ししたように、就寝前にお気に入りのハーブティーを飲むのもオススメです。
生姜湯
生姜が入っているので、冷えが気になる生理中のからだを温めてくれる効果があります。とくに冷えやすい今の季節にも積極的に取り入れたいですね。はちみつを一緒に入れるとさらに飲みやすくなりますよ。
豆乳
豆乳や豆腐に含まれるイソフラボンという成分は、女性ホルモンに似た働きをすると言われています。
そのため、実は豆乳は生理中の女性のからだにとても優しいのです。栄養素が効率よく摂取できる成分無調整のものを選ぶようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?今回は生理中の吐き気対策、生理痛に効く食べ物、飲み物をご紹介しました。いろいろな方法をご紹介しましたが、生理痛は症状も程度も人それぞれ。
あなたに合う対処方法を見つけて、実践してみてくださいね。この記事を読んでくださったあなたが憂うつな生理の期間を少しでも楽に過ごせるようになれば幸いです。
また、耐えられないほどひどい場合は他の病気が隠れている可能性もあるので、我慢せずに医療機関を受診するようにしてくださいね。
コメント