年金手帳を紛失したらどうすればいい?再交付に必要な手続き方法と必要書類

日常のこと

20歳以上の国民に加入が義務付けられている国民年金制度では、加入したときに必ず個人の「年金手帳」が発行されます。

手元に確実にある場合は何も問題ないのですが、退職や転職、住所・氏名を変更するときなどに急に必要になることがあって、「あれ?私の年金手帳ってどこにあったっけ…」となってしまうこともあるのでは。

家の中をどれだけ探してもどうしても見つからない!という場合でも、以下の手順で驚くほど簡単に再発行ができるので安心してください。

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年金手帳の再発行手続きに必要な書類とは?

年金手帳の再発行は思っているよりも簡単にでき、本人が手続きをする場合には、再発行されるまでの時間もほとんどかかりません(最短で10分程度)。

まずは最寄りの年金事務所へGO!

年金手帳の再発行を希望する場合は、市町村の役所ではなく最寄りの「年金事務所」へ行きます。

ふだん行く用事がない場所なので、年金手帳の再発行で初めて行くという方も多いのでは。

最寄りの年金事務所がわからない場合は、日本年金機構のホームページで探すことができます。田舎だと事務所の数がかなり少ないですが、都会ならわりと自宅の近くにありますよ。

年金手帳の再発行に必要な書類は?

年金手帳の再発行に必要なものはたったの3つです。

  • 本人確認書類
  • 基礎年金番号又はマイナンバーがわかるもの
  • 年金手帳再交付申請書(これは年金事務所で記入できる)

まずは「本人確認書類」ですが、具体的にはマイナンバーカード、運転免許証、住民基本台帳カード、パスポートなどを指します。

本人確認書類として有効なのは、原則として「顔写真入りで氏名、生年月日、住所が確認できるもの」となっています。

「写真がない証明書しか持ってないよ!」という場合には種類の異なる証明書を2点用意しないといけませんが、健康保険証と自分名義の金融機関のキャッシュカードや通帳の2点があればOKです。

どんなものが本人確認書類になるのかについて、詳しくは日本年金機構のホームページをチェックしてくださいね。

「基礎年金番号又はマイナンバー」については、どちらかがあればOKです。

2018年からマイナンバーがあれば年金関係の手続きのほとんどが行えるようになったため、マイナンバーさえわかれば基礎年金番号は不要です。

「マイナンバー」に関しては、マイナンバーカードでも通知カードでもどちらでもOKで、自分の「マイナンバーの番号」さえわかれば大丈夫。

「マイナンバーカード」を作っていない場合は制度が始まったときにもらったペラペラの通知カードしかないので、すぐに見つからないかもしれません。

そんなときは、再発行手続きで基礎年金番号が必要になります。年に1回自宅に送られてくる「ねんきん定期便」や以前に支払った「国民年金保険料の納付書の控え」などがないか、家の中を探してみましょう。

どうしても基礎年金番号がわからないとき

マイナンバーも基礎年金番号もどちらもわからない場合は、本人確認書類だけを持って年金事務所へ行きましょう。

「基礎年金番号」は年金事務所で教えてもらえるので、窓口で「基礎番号がわかりません」と伝えるだけでOK。すぐに調べてもらえます。

本人が手続きできない場合、代理人でもOK?

原則として年金手帳の再発行には「本人による手続き」が必要ですが、仕事が忙しかったり入院していたりと、何らかの事情があって本人が年金事務所へ行くことが難しい場合もありますよね。

そんなときには本人の代わりに「代理人」が手続きをすることができます。

年金手帳の即日再発行ができる代理人とは?

年金手帳の再発行を急いでいる場合、すぐに再発行をしてほしいところですが代理人の種類によってはできる場合とできない場合があります。

社会保険労務士、法定代理人、事業主の場合は即日再発行ができ、社会保険労務士と事業主の場合は代理でもOKです。

家族に年金手帳の再発行を依頼する場合は?

「法定代理人」はほとんどの人にはいないものなので、配偶者や同居している家族だとしても「通常の代理人」扱いとなります。

仕事が忙しくて年金事務所に行けない場合などで、「即日再発行されなくてもいいから、家族に手続きをしてもらいたいんだけど…」という場合に必要なものは以下の4点。

  • 年金手帳再交付申請書
  • 委任状
  • 認印
  • 代理人の本人確認書類

申請書は年金事務所の窓口にあるので、委任状、認印、代理人の本人確認書類の3点を持参すればOKです。

配偶者や家族などの代理人が申請する場合、新しい年金手帳は自宅に郵送されてきます。ただし、本人が申請するよりも手続きにかなり時間がかかります(1か月程度)。

まとめ

年金の保険料は、給料から天引きされたり自宅に納付書が郵送されてきたりするので、ふだんは年金手帳の存在を意識することは少ないかと思います。

いざというときすぐに年金手帳が見つからない場合もあって慌ててしまいますが、最寄りの年金事務所に行けばすぐに再発行してもらえますよ。

 

この記事を書いた人
みぃ

みぃです(^^)
高校生の娘に振り回されながらも「小さな幸せを大切に」をモットーに、日々楽しく暮らしている、アラフォーの主婦です。

このブログは、3名の女性ライターさんとともに運営しております。
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