田舎でも街中でも日常的に見かけるカラス。
生ごみを食い散らかしたり、畑を荒らしたり、時には人を襲ってきたりと、あまり良いイメージがありませんよね。
そんなカラスですが、いったいどのくらいまで生きるんだろう?と気になったことはありませんか?
そういえば、カラスが死んでるところって、あまり見たことないですよね。
今回はそんな謎だらけのカラスの平均寿命について解説しちゃいます。
最高寿命は何歳なのか?
ほかの鳥と比べて寿命は長いのか?短いのか?
いろんな疑問についてお答えします!
ぜひ最後まで読んでみてくださいね~。
カラスの平均寿命と最高寿命
「カラスは100年生きる」
「カラスの死骸を見たことがない」
などと言うのを聞いたことがありませんか?
実はカラスは長生きする鳥だと言われているそうですが、さすがに100年生きるということはありません。
では、本当の寿命はどのくらいなのか?
それは、カラスが野生なのか飼育下にあるのかという、カラスの生活環境によっても違ってきますよ。
野生のカラスの場合
一般的に野生の鳥類は飼育されている鳥類の半分の寿命だと言われていますが、その中でも野生のカラスの寿命は10年~15年と言われています。
天敵がいる自然界で生息していることを考えると、寿命は長い方といえるのではないでしょうか。
飼育されているカラスの場合
飼育されているカラスの平均寿命は、個体差にもよりますが、20~30年だと言われています。
天敵がおらず、食べる物も十分に与えられ、何不自由なく生活できるのですから、野生のカラスより長生きして当然といえば当然ですよね。
これらをまとめると、カラスの平均寿命は10~30年となります。
ずいぶん幅が出来てしまいましたが、やはりカラスは長生きする鳥だと言えそうですね。
カラスの最高寿命
そして気になるカラスの最高寿命ですが、なんと60歳まで生きたという例があります。
100歳とまではいかなくても、人間と変わらないくらい長生きすることができるんですね!
カラスが長生きの理由とは?
では、なぜカラスはこんなに長生きできるのでしょうか。
カラスは私たちの住む街中でよく見かけますよね。カラスにとって人間が生活する街中は、とても生きやすい環境なんです。
まず、エサが簡単に集められます。
カラスがよく生ごみを漁っているのを見かけますよね。カラスにとって生ごみは栄養たっぷりのごちそうなんです。そんなごちそうが、街中のいたるところにあるのですから、カラスにとってはとてもありがたいことです。
次に、天敵が少ないことがあげられます。
カラスの天敵はタカやハヤブサなどの猛禽類(もうきんるい)です。これらの天敵は、人間の住む街中にはおらず、しいて言うなら人間が天敵と言えますが、人間はカラスの命を狙うという事まではしませんよね。
天敵がいる自然界と比べれば、人間の住む街中の方がずっと安全で過ごしやすいのです。
カラスの平均寿命は他の鳥類と比べて長い?
カラスの平均寿命は10年~30年と言いましたが、これはほかの鳥類と比べて長いのでしょうか?短いのでしょうか?
以下は主な鳥類の平均寿命です。
- セキセイインコ 約7年
- すずめ 約6年
- カナリア 約10年
- 九官鳥 約15年
- ハト 約30年
- オオタカ 約11年
- フクロウ 約60年
- オウム 約50年
どうですか?
他の鳥と比べてみても、カラスはわりと長生きする方だと言えるのではないでしょうか?
鳥類の中にはフクロウやオウムのように50年以上生きることが知られており、長生きする種類も多いようですね。
まとめ
いかがでしたか?
今回はカラスの寿命について紹介させていただきました。
カラスはやはり長生きする鳥でしたね。
天敵から逃れるため、住みやすい人間の生活する街に移り住んでくるカラスが多いのも、長生きする原因かもしれませんね。
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