転勤や家庭の事情で引っ越すことが決まると、急にやることが増えて大変ですよね。
その中でも一番頭を抱えるのは役所に提出する書類…これかなり疲れません?
私も過去に2度引っ越しをしていますが、新しい土地というだけでわからないことだらけな上に、たくさんの書類が次々と待っていて落ち着くまで毎日紙とにらめっこでした。
でも引越し先で安心して過ごすためには必要な手続きの数々。今回はお子さんも含めて忘れちゃいけない手続きを2つご説明しますよ!
引っ越しの手続きで「住民票」の異動は重要!
引っ越す際にまず頭に浮かぶのは住民票じゃないでしょうか。ある程度の年齢になると色々な方面で必要になってくることが多いと思います。
発行してもらうのはとっても簡単な住民票。
『どうせ異動するのも簡単でしょ。今は忙しいから後回し!』と思っているあなた!住民票を甘く見ていると大変なことになっちゃいますよ!
ではなぜ住民票の異動がそんなにも重要なのか。それにはたくさんの理由があるんです。
罰金が発生する!?
意外と知られていないのが住民票の異動は義務だということ。実は14日以内に提出しないと5万円以下の罰金が科せられることがあるんです。
ただ、住民票を出さなくてもいい例が以下の2つ。
- 新しい住所での滞在が1年未満と確定している。
- 自身の生活拠点が変わらない場合
例えば
- 仕事の関係で、半年〜1年単身赴任して、また現住所へ戻りますよ。
- 大学に通うのに在学中は実家を離れるけど、卒業したらまた実家へ戻ります。
といった具合で、本拠地となる自宅からほんの少しの間離れますよ〜くらいなら異動はしなくても罰せられることはありません。これに該当するならひとまず安心です。
しかし『すっかり忘れてた!』と思い出したら2週間過ぎてた…それなら日付を変えて提出しちゃえばいいか〜は絶対ダメ!
これは犯罪行為となり、5年以下の懲役又は50万円以下の罰金です。当然犯罪なので前科が付いちゃいますよ。
引っ越しでもお金が掛かるのに、罰金なんて最悪です。しかも前科持ち…絶対に嫌だ。こうならないうちに提出しちゃいましょうね。
公的な面で不便が生じる
頻繁に起きることがないからこそ忘れがちですが、
- 引越し先での選挙権がない
- 印鑑登録、証明証が旧住所
- 免許更新が近い場合、通知ハガキが旧住所に届いてしまう
の3点にも影響あり。
私は引っ越しではなく出産が絡んだ事が原因で免許の更新期日に間に合わず、余計な金額と講習を受ける羽目になりとても面倒だった思い出があります。
免許センターが遠い所にお住まいなら尚更気をつけないと面倒なことになりますね。
子供の生活にも支障が!?
引越し先の図書館やスポーツジムなどの公共施設の利用が出来なかったり、定期予防接種や医療費助成受給券が使えないなどお子さんにも支障が出てきます。
我が家は私も子供も本が大好きなので図書館が使えないというのは大打撃です。特に子供からのクレームは間違いないですね。
公共施設は安くて便利な事が多いので、使えないのはもったいない!しかも我が子は病院に行く頻度が高めなので、受給券が無いとキツイです。
引っ越しの手続きで忘れがちな「小学校への手続き」
住民票はOK!!次はお子さんの新しく通う小学校への転入手続きへ進みましょう。
子供は新しい所へ来たことで少し不安を抱えているかもしれませんよね。安心して学校生活が迎えられるように、小学校関連の手続きは早めに終わらせてあげましょう。
手続きの順番はこちら。
- 引っ越しが決まったら現学校に連絡(できるだけ早めに)
- 在学証明書と教科書給与証明書をもらう
- 旧住所の役所で転出届を提出。
- 新住所の役所で転入届を提出。
- 新住所の役所で転入学通知書を受け取る。
- 新学校で、在学証明書、教科書給与証明書、転入学通知書を提出。
転出・転入届に関してはどのみちやることなので、ついでに転入学通知書を受け取る感覚で良いと思います。
もし引っ越す前に通う小学校が決まっているのであれば、新学校へ書類を提出する前に電話で連絡をしておくのがベストですよ。
そのほうがお互いスムーズにやり取りができますからね。
ちなみに教科書給与通知書とは、転校前の学校でどんな教科書を使っていたのかを証明するもので、今まで使っていた物と違う時は無料で新しい教科書が配布され、同じ教科書だった場合はそのまま使用します。
まとめ
いかがでしたか?
漢字だらけで見ているだけで頭が痛くなりそうですが、基本は市役所で行うことなので二度手間にならないように必要な手続きをメモしておけばどうにかなります。
わからないことは役所の方に聞けば全部教えてもらえますしね!
親子で新しい生活をスムーズに始めるためにはかなり重要なこの2つ。
忙しくて大変ですが、忘れてしまうと更に手間が掛かってしまうのでささっと済ませておきましょう。
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