節分と言えば鬼と豆まき。
それともう1つ、恵方巻き!
数年前に見かけるようになってから、今ではすっかり節分の定番となっていますよね。
でも急にあらわれて世間のブームをさらっていった恵方巻き、存在や節分に食べる事は知っていても、「なぜ食べるのか?」ついてはそんなによく知られていないですよね?
ただただ食べているそこのあなた、家族に「なんで?」と聞かれる前にこの記事を読んで恵方巻きについての情報をインプットしておいてください。
節分の由来は?恵方巻きを食べる理由とは?
節分に恵方巻きを食べる習慣は、もともとは江戸時代~明治時代に商売繁盛を祈って大阪で行われていたものです。
当時は「丸かぶり寿司」や「太巻き寿司」と呼ばれ、七福にちなんで7つの具を巻いた海苔巻きを食べていました。
この古い習慣は時代とともになくなりかけていたのですが、同じく大阪のお寿司屋さんもしくは海苔屋さん(諸説あり)が販売促進のためにアナウンスをして復活したのだとか。
そのようにして受け継がれ、関西では一般的な風習として知られていました。
おもに関西で知られていた恵方巻きを食べる文化が、全国に広まったきっかけはおそらく「土用の丑の日のうなぎ」や「バレンタインのチョコレート」のような企業の販売戦略の影響が一番大きいのではないかと言われています。
その証拠に、大手コンビニエンスストアが販売を始めるとまたたく間に全国に知られることとなり、広がっていったのです。
正しい作法で食べたい!恵方巻きの正しい食べ方とは
恵方巻きの正しいルーツがわかったところで、次は正しい食べ方についてです。
大きく分けて3つ守らなければいけないことがあります。
なんとなく聞いたこともあるかもしれませんが、まず1つ目のルールは、恵方巻きはその年の恵方に向かって食べること。
恵方というのは、陰陽道の考え方でその年の十干(陰陽道での数の数え方)に基づいて定められためでたい方角のことです。
縁起の良い方向を向いて食べることで、良い運気を自分に引きこむという目的があります。
2つ目のルールは、恵方巻きをまるごと一気に食べること。
幸運を一気にいただくのです。七福にちなんで7つの具を巻き込んだありがたい海苔巻きなので、切り分けて食べると縁起も悪いですしご利益がなくなってしまいます。
でも市販されている恵方巻きって立派な太巻きで、一気に食べるのはなかなか大変ですよね。少し気合いが必要そうです。
最後のルールは無言で食べる事。
おしゃべりをしながら食べていると、言葉を落とす=運を落とすと転じて福が逃げてしまうと考えられています。
そしてこの無言の間はただ黙っているのではなく、同時に目を閉じて願い事をすると神様に届くかもしれませんよ。
一方でおもしろい話もあって、恵方巻きは笑って食べるという風習も一部ではあるそうなんです。
節分では豆まきをして鬼を追い払うイメージが強いので、「笑って邪気を追い払う」というこちらの方がなんだか納得がいってしまうのは私だけでしょうか?
まとめ
いかがでしたか?
恵方巻きを食べる意味や食べ方、知ってみると結構奥深いですよね。
静かに黙々と食べるのが本来の食べ方ではありますが、恵方巻きが流行ってくれたおかげで、家族みんなが揃って夕飯を囲む理由ができて嬉しいようにも思います。美味しいお寿司屋さんの恵方巻きを手配しておくと、パパも早く帰ってきてくれますしね!
なので今年の節分は我が家ではみんなで会話を楽しみつつ「笑いながら食べる」ほうで節分を楽しんでみたいと思います。
あなたはどちら派ですか?この記事に書いてあったことを披露しながら、ハッピーな節分をお迎えください。
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