おっぱいやミルクをグビグビ飲む赤ちゃんはとってもかわいいですよね。たくさん飲んで大きくなってね、とその姿にはつい見とれちゃいます。
でも、たくさん飲んでいるのに何日もお通じがなかったら心配になってしまいますよね。
そんな時にまず、家で試してみたいのが手軽にできる薬剤を使わない浣腸=綿棒刺激!
「でも、ちょっと怖いし大丈夫なの?実際どうやるの?」便が出たら出たでどうしよう…と疑問や不安がたくさん。でもちゃんとコツをおさえてからトライすれば大丈夫!
この記事では、実際の綿棒刺激のやり方をわかりやすくご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
赤ちゃんの便秘を解消する綿棒刺激の準備や手順と注意点
今では大人顔負けの快便少年の幼稚園児の私の息子ですが、赤ちゃん時代はひどい便秘っ子でした。
生後2日目には早くも看護師さんに綿棒刺激をしてもらい、退院5日目から自宅で綿棒刺激を始めたほど。私の育児は綿棒刺激と共にあると言っても過言ではありません(笑)!
はじめはドキドキしますが、やってみるとすぐに慣れますよ。それではやり方を見ていきましょう!
準備するもの
- 大人用綿棒(子供用より芯がしっかりしていて扱いやすいため)
- ベビーオイル(オリーブオイルやワセリンでもOK)
- 替えのおむつ
- おしりふき
- おむつ替えシートか新聞紙など汚れ防止のもの
手順
- おむつ替えシートを敷く
- おむつを履かせたままの赤ちゃんをあおむけに寝かせ、新しい替えのおむつをお尻の下に敷く
- はいているおむつのテープを外して(やぶって)広げる
- 大人用綿棒にオイルをたっぷりしみこませる
- おむつ替えでお尻をふく時のように、赤ちゃんの両足を交差させ片手で持ち上げる
- 肛門をちょっとつついてから、いざ綿棒を挿入する
- 綿棒の頭部分がスッポリ隠れるくらい入れて出すを繰り返す→うまくいけば排便!あとは普通におむつ替えの要領でOK
- 長くても5分くらい繰り返して出なければストップ!
注意点
- オイルのつけ方が不十分だとすべりが悪くて入りにくいのでたっぷりと!綿棒の柄の部分までつけるとベター
- 綿棒を一気に肛門に入れてしまうのではなく、まずは肛門をツンツンとつついてから挿入しましょう。一気に入れると赤ちゃんがビックリしてしまいますからね。赤ちゃんによってはそのツンツンだけで便が出ることも!
- 綿棒はぐるぐると円を描くのではなく、直線的に出し入れするようにします(1歳に近い赤ちゃんは円を描くような強めの刺激でも大丈夫ですよ)
- 排便に成功するとかなりた~くさんの便が出ます。びっくりして赤ちゃんの足を離してしまわないように気を付けてくださいね!
ポイント
- オイルを早い段階でつけるとその後の動作がしにくくなるので直前に!
- オイルはプッシュタイプよりも容器を傾けて出すタイプの方が綿棒につけやすいですよ
- 私は小児科の先生がされるのを見てびっくり。意外と大胆に出し入れされていたんです!おそるおそる出し入れするより、乱暴にならない程度にしっかり刺激してあげた方がよさそうです
- 便がいったん止まってももう一度刺激したらさらに出ることもありますよ~!
不発弾?綿棒刺激しても出ないときの対処法
綿棒刺激を始めると、早いときはその直後からプク~ッと風船のように大量の便が排出されます。その様子は気持ちがよくて感動するほど!思わずガッツポーズが出ちゃいます。
でも綿棒刺激をしてみても、綿棒には便がつくのに何の変化も起こらないことがあります。私の息子もそんな不発がよくありました。
でも、その2~3時間後にはちゃんと自然に排便があったり、翌日に出たりと時間差で効果が表れることがあります。
5分くらいやって便が出なければいったんストップして様子をみるか、次の授乳後のタイミングなどに再チャレンジしてみましょう。
悪影響は?綿棒はクセにならないの?
「綿棒刺激ってクセになってしまうんじゃないの?」と心配なあなた。痛そうで赤ちゃんがかわいそうに感じたりもするかもしれませんね。
でも大丈夫!綿棒刺激は毎日やってもクセになることはなく、むしろ便が出ることで排便のリズムがつきやすいんです。
綿棒にはしっかりとオイルをしみこませてすべらせるので痛がることもありませんよ。
私もはじめは不安でしたが、小児科でも「毎日でもやってあげたらいいよ」とアドバイスをもらっていたので、安心して日常的に取り入れていました!赤ちゃんには声をかけながらやってあげてくださいね。
赤ちゃんの便秘解消に効果的な綿棒刺激以外の方法
綿棒刺激以外でも、取り入れやすい工夫があります。ぜひ合うものを見つけてくださいね。
- おなかを優しく「の」の字にマッサージ
- 赤ちゃんのひざを曲げてお腹につけてグ~ルグルとまわす
- 自転車をこぐように赤ちゃんの左右の足を交互に動かす
- お散歩など適度な外出をする
- 水分を多めにとる(白湯や麦茶、うすめたスポーツ飲料など)
番外編
- 「うんちさん、出ておいでね~」と話しかける
- 排便記録をつける(何日出ていないか、どんな時に出にくいか、後で参考になることがあるのでおすすめですよ)
まとめ
消化器官の発達がまだまだこれからの赤ちゃんが便秘がちになることはよくあることとはいえ、できれば気持ちよく出させてあげたいですもんね!綿棒刺激は気軽にできるのでぜひ試してみてくださいね。
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